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『怪談海女幽霊』

1960年7月8日公開(白黒/56分)

◎スタッフ

製作/大蔵貢 企画/津田勝二 原案/海樹満咲 脚本/松木功 監督/加戸野五郎 撮影/岡田公直 照明/石森浩 録音/根岸寿夫 美術/宮沢計次 音楽/長瀬貞夫 助監督/渡辺祐介 スチール/西崎新 製作主任/毛利幸久

◎キャスト

池田高志警部補/明智十三郎 里村奈美江/万里昌代 俊也/御木本伸介 里村勇作/倉橋宏明 妻・照代/若杉嘉津子 宮内進太郎/九重京司 娘・加代子/矢代京子 大場為三郎/大谷友彦 木下源蔵/鈴木信二 長浜吉次/沢井三郎 枠大吉/渡辺高光 田口巡査/小高まさる キク/山下明子 広子/可児朱実 澄子/扇町京子 巫女/津路清子 紀州屋の鉄/水原爆 亀松/山川朔太郎 船頭久平/石川怜 船長安藤/千葉徹 船長牛島/西一樹 漁夫六助/勝又馨 海女サヨ/九条明子 海女弓子/美谷早百合 海女千代/秋山れい子 海女百合/大倉寿子 海女長子/瀬川美智子 海女洋子/沖美架子 海女カネ/津田裕子 海女知子/野辺澄江 酔っ払った漁夫/山口多賀志 

◎あらすじ

 ある夜、九鬼港で漁夫の大場為三郎と木下源蔵が突如行方不明となり、それが幽霊の仕業であるという奇怪な噂が持ち上がる。

 村一番の綱元である紀州屋の旦那・宮内進太郎もその噂を聞き、笑っていたのも束の間、その夜から亡霊に悩まされ始め、幽霊封じに巫女を呼ぶ。

 駐在所の応援で駆けつけた池田警部補は、為三郎と源蔵の失そう事件を殺人と断定。進太郎と為三郎が口論していたという目撃証言などから、紀州屋に疑いを持った。

 そして捜査を進めていくうちに、進太郎・為三郎・源蔵の三人が、いずれもかつて九鬼島沖の神島の島長で当時の綱元であった里村勇作に雇われていたことを突き止める。

 里村勇作は島民に親しまれる人物だったが、夜釣のり際、シケ合いに遭遇した。妻の照代も後を追い自殺し、一人娘の奈美江も地獄岩から身を投げた。里村家唯一の血筋である俊也も戦死していたので、里村家は人手に渡った。噂になっている幽霊は、この勇作と照代であるというのだ。

 そんな中、元の里村家の家に住んでいた長浜吉次までも、地獄岩の近くで勇作と照代の亡霊にとりつかれ、海底に姿を消すという事件が起こった。

 現場に駆けつけた池田らは地獄岩に潜り、勇作と照代の位牌の前に為三郎と源蔵と吉次の死体を発見する。

 池田は里村家にまつわる遺恨による殺人事件であると確信し、さらに調査の結果、奈美江と俊也が生きていることが判明する。

 第四の殺人を予期した池田は九鬼に引き返すが、一足遅く、進太郎もすでに殺されていた。

 犯人は奈美江だった。父が四人に謀殺されたことを知った奈美江が、幽霊を装い、彼らに復讐を決行していたのだった。
(C)国際放映